逃げ恥について熱く語る。(星野源の口角は最高)
自ら作ってしまった枷を、どう外していくのか?
逃げるが恥だが役に立つ。嵌ってます見事に。
ガッキーはかわいい。知ってる。
星野源。好きになったらめんどくさくなりそう(私の妄想癖はみくり以上にリアル)なので関わらないように…見ないように…してたんだけどダメだった。アカン。そろそろやばいのでLIFE!までに留めておきます。ほら私口角フェチだし……。秀忠め…
というわけで気色悪い分析をしてみます。
あらすじ!
大学院まで出たのに就職できず派遣切りにあった森山みくり(新垣結衣)。父親の紹介でSEの津崎平匡(星野源)の家事代行のアルバイトをすることに。みくりの父親が定年を機に両親で館山に引っ越すことになり、みくりは平匡に主婦として自分を雇ってほしい(=契約結婚)と申し出る…。
なんやかんやあって恋人になるんだけど2人の明日はどっちだ?!
私はガッキーと星野源出ること以外何も知らずにとりあえず録画してて本当に自分を褒めたい。偉いぜ。だから1話で契約結婚とか言い出したとき、何だこのドラマ…?と思いました。
ただ1話のみくりのモノローグにグッときて視聴継続を決意したのでした。
誰かに選んで欲しい。
ここに居ていいんだって認めて欲しい。
それは贅沢なんだろうか。
みんな誰かに必要とされたくて、でも上手くいかなくて、いろんな気持ちをちょっとずつ諦めて、泣きたい気持ちを笑い飛ばして、そうやって生きているのかもしれない。
わ・か・るうううううううう!!!!
アラサー独身女性、涙が出ました。
恋でも仕事でも「私って必要?」って自問してしまうことがあります。
ドラマではよくあるテーマですが。
でも最近は諦めというよりも忙しくてそういう気持ち忘れてます。それはそれでどうなんでしょうか。
おそらく最終回、このテーマが描かれていくんだと思います。
考察と言うかいろいろ書いてみたいと思います。
2人は契約で繋がっています。
超理屈っぽいしいちいち話し合って決めます。
まわりに契約結婚がばれないように新婚感を出そう!とハグの日を決めたりする。
ただ、たまに理屈抜きの行動を起こしてしまうことがあります。
恋をしてしまったから。
理屈っぽさから出てくる言葉と感情から起こしてしまうまさかの行動。
急なキス!急なキスからのハグ!
まさにムズキュン!!!(興奮)
そして起こしてしまった行動について、2人はいちいち悶々とするのですが、素直に好きと言えない。
みくりは就職できない小賢しい女。恋愛にもトラウマあり。
平匡は恋愛経験がないプロの独身。愛から逃げている。
コンプレックスの塊のような2人。
ゆえに頭でっかちで、「私たちは契約関係だから」を言い訳になかなか恋が発展しない。
つまり2人にとっての最大の障害は、自分たちで結んだ契約なのです。
常に「平匡さんは雇用主だから優しいだけだ」「みくりさんは従業員として好きと言ってくれているだけだ」と自制して気持ちを伝えることが出来ない。
…もどかしい!!何度頭の中でしようよ(bySMAP)が流れたことか!!!
なんやかんやあって2人は恋人になりました。
気持ちを伝え合うことができました。
平匡はみくりから愛されることでコンプレックスを克服しました。
しかしみくりから愛されることで全部解決したよ~というわけにはいかないのだ!
みくりの問題が残っている!
仕事に身が入らないみくり!それでいいのか?!
10話で平匡はみくりのコンプレックスを抉る提案をします。
みくりへの報酬をなくし、結婚しようと。
主婦業でお金をもらっていることにちょっとモヤモヤしていたみくり。
平匡はみくりの仕事ぶりを評価してくれました。
家事代行のバイトのときからずっと。
家事という仕事で、感謝とリスペクトされている。
それがみくりの居場所で、やりがいだった。選ばれたと思ってた。
なのに家事が仕事でなくなったら?愛があればいいとでも???
最終回、2人がどんな決断を下すのかは神のみぞ知る、ですが、
みくりのコンプレックス克服を助けてくれるのは平匡だと思うので、そこらへんを楽しみにしています。
あとやっぱり2人は一緒にいてほしいです、末永く。
みくりの突拍子のなさを、平匡が形にしていく、それでここまでやってきた。
きっとうまくいくと思うので。
自分たちで作ってしまった枷を、どう外すのか?
それが理屈でも愛でも。
そいで最終回の予告見たら平匡が大人の男としての強さと優しさを見せてきて私と結婚してくれないかなと思いました。
みくりより10歳年上なんだもんね平匡。
小動物みたいでかわいいくせに…
はあ~~~~~~!!!
ドキドキして興奮状態で寝れない火曜の夜はもう来ない…
寝不足になって仕事辛かったな……
でもたのしかったな。
ゆりちゃんと風見の行く末も気になるYO。
愛。だ。
あさが来たを語る 其の壱
「あさが来た」にどっぷりハマっています。
登場人物のキャラクターがしっかりしていること、話のテンポが良くて分かりやすいこと、胸キュンできること……
そして朝にピッタリな爽やかさ。嫁いびりも色っぽいシーンもあるのにさっぱりしていて、視聴対象である主婦層にも受けがよさそうです。
私は先を知っていても、ネタバレを見てしまってもおもしろいと思えるドラマが最高に好きなんですが、「あさが来た」はまさしくそれ。ノベライズで泣けるシーンを映像で見るともっと感動しちゃう。たのしい!
というわけで何度かに分けて感想などをまとめます!!
今回は設定などについて。
「あさが来た」は史実を基にしたドラマです。
大河ドラマは史実にそって作られますが、朝ドラは脚色しまくってOK(そのために実際の人物とは名前が変えてあるんだと思う)なので、「あさが来た」も脚色しまくっています。
まず人物の設定が結構違う。
主人公白岡あさ(波瑠)のモデル・広岡浅子は、三井家から加島屋に嫁ぎ、女性実業家として成功します。調べてみると三井家は複雑な家庭環境で、浅子は父親の正妻の子ではないようです。さらに実父は9歳の頃に亡くなっており、実父の養子の義妹として籍を入れます。私にはどういうことなのかさっぱり分からん。
あさの姉・はつ(宮崎あおい)のモデルは春、彼女は浅子とは別腹の子で、実父の養子の養女となっています。ということは浅子の義理の娘?このあたりもよく分かりません。天王寺屋に嫁ぎ、25歳で亡くなっています。
浅子と春のエピソードはそんなにないらしく、仲のいい姉妹だったというのはノンフィクションです。さらに父親・母親についても関係性がはっきりしていません。
というわけで、あさとはつの姉妹、その両親の話はほぼ創作だと思われます。でもいいんです、朝ドラです。モデルにしてるだけなのでいいんですね。
というわけで、加島屋をモデルとしたあさが嫁いだ加野屋の人々やその人間関係も創作部分が多いです。なので「史実だと~」って話はあんまり意味がないですね。
また、年譜も結構いじってます。
あさは維新後すぐに炭鉱の事業に手を付けていますが、実際は浅子は娘を産んでから、明治17年に会社を立ち上げているようです。
今週はお妾さん騒動がありましたが、新次郎(玉木宏)のモデル・信五郎が妾に子供を生ませたのは浅子が娘を産んだ後なので、史実どおりならこのタイミングでは妾は取らなかったし、今後妾の話が出るかどうかも不明です。よの(吹雪ジュン)が画策してるからどうなることやら。
つづく~!
あさが来た1週目を見て、ノベライズを読んだりした。
「あさが来た」はじまりました!!
今回は朝ドラ史上初めて江戸時代から物語がスタート。
主人公のモデルは広岡浅子。実業家として活躍した女性です。
「あまちゃん」以降の朝ドラは半分ぐらいしか見てなくて、自分のストライクゾーンは結構せまいんだな~と思っていましたが、「あさが来た」1週目を見た感想は「これはおもしろそう!」でした。やっぴー!
朝ドラや大河ドラマはおもしろそうなら見てきたんですが、時代物だと現在の価値観を押し付けまくる風潮、そして主人公至上主義な展開にウンザリしていました。もちろん主人公の生き方や考え方が正しいってことにしないといけないんだろうっていうのは理解できる。でも毎回毎回主人公が出しゃばって偉そうに説教垂れて「さすが!!」みたいに持ち上げられるのはもう…見とうないんや……って思っていました。
「あさが来た」ではさっそく主人公・あさ(幼少期)が説教垂れてました。父親に向かって。でも不快感があまりなかった。何故か?
まず、あさが父親に説教垂れるまでの課程があったこと。生まれたときから許婚が決められていた。女は学問はしてはいけないと言われていた。何で?と思っていた。自分の許婚も姉・はつの許婚も何か気に入らない。出来がよく聞き分けのいい姉が許婚に会って結婚に対して不安を抱いた。でも我慢している。
あさの「自分の道は自分で決めたい」という抗議は子供ながら色んな思いがあってのことだった。だから不快感が無かったのかなと。
あと、母親の結婚も親が決めたものだったけど、その生き方を否定していないのもいいなと思った。それが当たり前の時代。でも最近のドラマではそんなの不幸だ!っていう描き方が多くて辟易していました。色んな価値観があって今があることを否定してはいけない。
大体朝ドラ1週目は主人公はこんな子!家族はこう!周りの人たちはこんな感じ!という説明なんですが、この時点で違和感が無くキャラクターがはっきりしているのが大事。設定をちゃんと描けているので安心しました。家族との関係性も。
どう考えてもはつの嫁ぎ先は将来危なそう…とか。
あさの嫁ぎ先はみんな優しそうでよかった(おばちゃんホッとする)、新次郎のお母さん分かりやすすぎだYO!あの弟が将来…なるほど…とか。
父親は厳しいけど時代を読める人だったんだな~あさはこの遺伝子受け継いだんだな~とか。(結構親の描き方がひどい朝ドラが多いけど、尊敬できる親っていう設定も素晴らしい)
おじいちゃんは見守ってくれてて素敵だけど商売の腕もある人だったんだろうな、とか。
はつはお姉ちゃんで大変だけど芯が強そうだな!がんばれ!とか。
衣装やセットもかなりこだわってて、見てるだけでも楽しい。お着物がかわいい!
そして!!何と言っても新次郎はんですよ!!!玉木宏!!!
遊び人っぽいのに優しくて理解もある少女漫画のヒーローか!!!と萌え転がりました、まさに転がった。
生まれたときからの許婚(少女漫画)
幼い頃から知っている(少女漫画)
出会いは最悪!!(少女漫画)
プレゼントに紅いぱちぱちはん(少女漫画)
「ゆっくり大人になるまでに考えてな。で、考えて考えて、ほんでやっぱり、わてのお嫁さんに来てくれる事になったら、その時は仲ようしような」(ええええええ!!!)
「あさちゃん好きや。好きやで。仲良うやれる、思うな」(ぎゃあああああ!!!)
王子様でした。
あ、王子様だ!丘の上の王子様かな?ハウルかな????(昨日見たから)
だらしないけど人として大きいというか、これはじゃじゃ馬なあさともうまくやっていけそうだなって思わせてくれる。歳の差があるからだけでなく、あさをすごい甘やかしてくれそうでおばちゃん安心しましたよ。見た目がどう考えても犯罪だろ…なんだけど、嫌味なく自然に言える玉木宏がやって大正解だと思いました。新次郎が変わらないことで「あさが大きくなって結ばれました!」という感動も味わえるよね。「大きくなるまで待っててね!!」砂の城的な…うん。
興奮のあまり公式ガイドブックやノベライズを立ち読みしてしまいました。買えよ。
そしてたら3週目にぎゃああああああああああ!!!萌え死!!!!なエピがありました。お楽しみに!!!
キャストも申し分なし。波瑠がどこまでじゃじゃ馬っぷりを見せられるのか!
今後あさは出しゃばってくるんだけど、今のまま不快感なく見られたらいいな~と期待しています。ノベライズ読んだ感じだと大丈夫そうな気がする。
視聴者の想像通りはつは苦労するんだけど、自分なりに幸せを見つけていくようです。いいですね。どの生き方が幸せか?決めるのは自分次第。新しいあさが来る。
来週も楽しみだな~!!!!
大河ドラマを考えてみる
私が一番最初にちゃんと大河ドラマを見たのは1995年の「八代将軍吉宗」でした。その後「葵 徳川三代」(2000年)ぐらいまで見て、その後は「新選組!」(2004年)を見てからはちょこちょこ見てる感じでしたが、おととしの「八重の桜」は結構見て昨年の「軍師官兵衛」は久しぶりに完走しました。
というわけで全然ちゃんと見てる人ではないのですが、大河ドラマについて思うことを書いてみようと思います。
元々大河ドラマは父親が見ていてテレビが家にひとつしかないからしょうがなく見てる、というよくあるパターンだったので、進んで見ていたというよりわー戦ってる~とか死んだ~とか怒ってる恐い~!とかそんな感想がほとんどでした。徳川将軍や信長秀吉が出てくると学校で習ったので分かる!と思いながら見ていました。
なので、大河ドラマというのは歴史上の有名人の一生を合戦があっていろんな人が死んでいったりしながら1年かけて描いていくものだ!という認識を持ちました。(最近になって時代劇以外もあったことを知りました。半年の作品があったのは知ってたけど。)
ここ何年かの大河ドラマを見ていて思うことをまとめると、
①ホームドラマっぽくなってる
②現代的感覚が重視されている
③主人公以外のところで話が進んでる
です。
①ホームドラマっぽくなってる、と②現代的感覚が重視されている、はつながっている感じです。
恐らく視聴者層に女性を取り込むために女性でも見やすい作りにしているんだと思います。その結果、夫婦仲睦まじく側室を持たないのが良しとされる考え方が作品内で語られています。
もちろん今の時代はそうだと思います。「女性は子を産むのが仕事」なんてセリフはもう言わせられないのでしょう。変な苦情が来るとかで。でも当時の考え方を伝えないと歴史ドラマをやる意味がないんじゃないのかな~。それに将軍家とかの話だし、庶民の感覚とも全然違うし。「葵 徳川三代」なんて合戦かお世継ぎの話しかしてなかった記憶が…。
大河ドラマではないけどフジテレビでやっていた「大奥」シリーズは露骨にお世継ぎの話だったけどあれは女がやりあってたから別なのかな~。「篤姫」はどんなんだったんだろうか。見てないんだよな。
それに伴って家族パートが増えている気がするのですが、ハードな話の中で箸休めになるならいいんですが、もうちょっとネタとか考えて突っ込んでくれると楽しいかな。
③主人公以外のところで話が進んでる
ここのところは歴史上の超有名人以外の主役が多いので仕方ないのですが。特に女性主人公は難しいのかなと。
分かる範囲だと、江(崇源院)、篤姫(天璋院)、新島八重、そして今の杉文。
江は織田家と浅井家の血を引いている出生や常に立場が危うい人生が波乱万丈なので物語としてかなりドラマチックにできるし(ドラマの出来は置いといて)、篤姫も地方武家の姫が将軍の正室となり大奥を取り仕切り江戸城の無血開城に力を注いだことでも有名な人なのでまあ分かる。歴史に翻弄された女性たち。
八重の桜は前半、会津戦争までほとんど八重の見せ場がなく、松平容保が主役でも良かったんじゃ…と思いました。ただ八重は自ら戦争に参加している女性であり、会津藩という舞台も印象的なのでそういった意味ではいい題材でした。
今回の文は、そういった歴史的な現場にも遭遇しないし、そのせいで散漫になってしまっているのがもったいないというか、そもそも題材としてどうだったんだろう…というのがあります。文は主役だけどナレーターも担当して見守る立場に徹すればよかったのかな。長州のやりたかったことや歴史の流れが分かりづらいのもうーん。
そういえば、少し前の大河ではアバンタイトルで時代背景や地理の解説があったのがすごくありがたかったのを思い出した。歴史に全然詳しくないのでありがたかった。女性に見てほしいなら合戦シーンや武将同士の駆け引きの映像をちょっと解説つけながらやってれるといいのにな~
あとは有名な事件はちゃんと山場にしてほしいな
このくらいかな。
来年は三谷幸喜だしキャラの濃い物語になりそうだけどどうなるのかね。
では。
あまちゃんを見ていますよ。
再放送始まりました!
というわけで見ています。すごい好きで、DVDBOXの3巻だけ買った、特典映像目的で。
あまちゃん(2013年4月1日~9月29日、NHK、朝ドラ)
改めて見ると初回から伏線張りまくってて、「あそことつながってたんだ!」という発見が多くて楽しいです。
クドカンは張りまくった伏線をスッキリと回収してくれる脚本家です。本人はそうは考えてないのかもしれないですね、ただ物事には表と裏があって、語られない部分に真実があって、時を経て気付くこともある。
例えば24年前、春子(小泉今日子)が上京するときの話。
こんな順番で語られます。
第6話 海女になると言い出すアキ(能年玲奈)に話して聞かせる
<回想シーン>
市長、長内、弥生、かつ枝に海女になって欲しいと説得される春子~夏(宮本信子)が「後は二人で話すから」という…①
第12話 東京に帰る日が近づいて寝たふりをしている夏に話しかける春子
<回想シーン>
①+話し合うことなく寝てしまった(寝たふり)夏に東京に行きたいと話しかける春子…②
第13話 北三陸に残ると決めた春子
<回想シーン>
②の夏に話しかける春子
第39話 東京に行った時の話をアキに聞かせる春子
<回想シーン>
オーディションを受けたいから東京に行きたい言う春子に夏は組合長を説得すると言ってくれる+①+②
シナリオ本見てピックアップしたけど漏れがあるかもしれない、でもだいたいこんな感じ。
6話の時点では台詞で補足もあり、「春子は海女にならず、東京に行った」という事実のみがアキに語られます。
12話では話し合いをしてくれなかった夏。
そして39話でようやくアイドルになりたくて上京したことが春子からアキに語られるのです。
あまちゃんは回想シーンがすごく多くて、つまりそれは春子の物語が重要であるということ。
この上京に至る経緯と北鉄に乗る春子(大漁旗への伏線だった!)の場面はかなりしつこく回想があって、夏と春子母娘にとって大事なシーンだということが分かります。
リアルタイムでも「あのシーンとつながった!」「あの台詞の意味が分かった!」といちいち感動していたんですけど、改めて見ると流れが見えておもしろい。
見せるポイント・隠すポイントがうまいなあ~と唸りながら毎日楽しく見ています。
さらに再放送も見ています。
今日はついに落ち武者が出てきました。
これからアキは恋をしたりアイドルを目指したりします。
楽しみ楽しみ。
